日本地域福祉学会第35回大会(愛知大会)

挨拶

大会長 挨拶

写真 大会長 児玉善郎先生

大会長 児玉善郎
(日本福祉大学学長)

日本地域福祉学会第35回大会(愛知大会)の開催にあたって

日本地域福祉学会第35回大会が、愛知県東海市において開催されますことを心よりお慶び申し上げます。そして、本学東海キャンパスを大会会場の一つとして開催いただき、全国各地から参加される皆さまをお迎えすることができることを大変光栄に存じます。

日本福祉大学は1953年に開学し、現在は社会福祉学部をはじめとする8学部、6つの大学院研究科を有する「ふくしの総合大学」として教育・研究に取り組んでいます。また本学が所在する愛知県知多半島は地域福祉活動が盛んなところで、貴学会の優秀実践賞を受賞した団体が3つもあります。そうした環境のもと、地域連携教育や多職種連携教育に全学で取り組んでいるところです。また日本生命財団40周年記念特別研究事業を受託し、「地域共生社会の実現にむけた地域包括支援体制構築の戦略 ―0歳から100歳のすべての人が安心して暮らせる地域づくりをめざして―」を大学と地元の関係者による協働研究として行ってきました。

昨年来、世界的に蔓延している新型コロナウイルス感染症により、社会のあり方はもとより地域福祉においても大きな変化が求められる中で、地域福祉の研究活動をテーマとして今回の大会が開催されることは、大変意義のあることだと思っております。

この大会は、愛知県社協、名古屋市社協、県内の市町村社協をはじめ、多くの地域福祉関係者による実行委員会形式で準備を重ねていただきました。実行委員会の皆さまをはじめ、本大会開催に向けてご尽力いただいた関係各位に感謝申し上げます。

この度の第35回大会が、これから大きく変化する社会における地域福祉の発展に繋がる実り多い成果をあげられますことを大いに期待しております。

実行委員長 挨拶

写真 実行委員長  平野隆之先生

実行委員長  平野隆之
(日本福祉大学教授)

1991年の第5回、2005年の第18回大会と日本福祉大学での開催がなされてきた日本地域福祉学会の全国大会を、第35回大会として再び開催できることは、地域福祉教育と研究を重視してきた大学として名誉なことであります。とくに「住民主体の理論と実践に立ち返る-地域福祉の政策化の時代における地域福祉の不可避性と可能性を探る-」という魅力的なテーマの第34回大会が中止せざるを得ない結果となったことから、実行委員会としては、コロナ禍の終息を願いつつも、オンラインでの開催を視野に入れながら、どのような場合においても開催できる万全の方法を検討してきました。

第34回大会での理論と実践・政策を視野に入れた大会テーマに、その中間領域の自治体等の運営を加え、研究活動のあり方を問う形で継承することにしました。すでに第35回大会のプレ企画として、2020年12月に「地域共生社会政策と地域福祉研究の展開」をテーマとして開催されたシンポジウムでは、多くの学会員の参加のもと活発な議論が展開され、本大会への期待を感じる機会となりました。加えて、実行委員会の若手会員の熱心な議論の結果、特別企画「コロナ禍で地域福祉は」を企画することができました。

第2回の緊急事態宣言の対象都道府県に愛知県も含まれるという状況にありますが、感染状況が改善することを願いつつ、大会の開催とその充実を目指して、実行委員会は努力してまいります。

学会会長 挨拶

写真 学会会長 原田正樹先生

学会会長 原田正樹
(日本福祉大学教授)

第35回大会 開催にあたって

今、地域福祉は変革期を迎えています。社会的孤立に伴う様々な地域生活課題が深刻化し、生活困窮が広がるなかで格差や社会的分断が起こっています。社会福祉法の改正をはじめ地域共生社会政策が進展しています。近未来として2025年問題、2040年問題、具体的には人口減少・多死社会の進展、脱工業化社会(post-industrial society)、SDGs(持続可能な開発目標)といった社会変化と地域福祉の関連についても深めていく必要があります。

新型コロナウイルスの感染拡大は、こうした時代の変化に重なり、私たちの生活や学会活動にも大きな影響を及ぼしてきました。コロナ禍で顕在化してきたこと、逆に見えなくなってしまったことにも留意しながら、地域福祉の現状と課題を見据えていきたいものです。

いずれにしましても、こうした地域福祉の変革期のなかで、これまでの学会活動の蓄積の中から、何を継承し、何を変えていかなければならないか。そのことを多くの会員とともに協議していくことが必要です。

第35回大会はコロナ禍での様々な制約があるなかでの準備・運営になります。従来の大会のように多彩なプログラムの企画はできないわけですが、逆に地域福祉研究に焦点化して、会員間で議論ができる機会になることを期待しています。

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